神奈川県で子宮筋腫にお悩みの方へ|症状・原因から考える治療と手術の選択

避妊相談・ピル

子宮筋腫は“診断と見極め”が重要です。
必要な治療だけを、適切なタイミングで。

pick up 黄体ホルモン単剤ピル(POP)について

当院では、新しいタイプの避妊用ピルである「黄体ホルモン単剤ピル(POP)」の取り扱いを行っています。
従来の低用量ピルはエストロゲンとプロゲステロンの合剤ですが、POPはエストロゲンを含まないため、血栓症のリスクがないとされている点が大きな特徴です。
これまで「血栓症が心配でピルの内服を控えていた方」や「従来のピルが体質に合わなかった方」にとっても、選択肢のひとつとなります。
避妊目的はもちろん、生理に関するお悩みへの対応としてもご相談いただけますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。

子宮筋腫とは

子宮の腫瘍には、子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮がん(頸部がん、体がん)、子宮肉腫があります。がんと肉腫は悪性腫瘍に分類されますので、ここではそれ以外の疾患について解説いたします。

子宮筋腫の頻度と特徴

子宮筋腫の頻度は高く、90%の人は持っているとも言われています。一部の方に症状があり、さらにその一部に治療が必要な子宮筋腫があります。子宮筋腫と判別が難しい疾患として、子宮内膜症の類似疾患である、子宮腺筋症という疾患もありますが、診察、検査をしないと判定できません。場合によっては、子宮体がんなどの悪性疾患でも子宮は腫れます。指摘を受けたことがある方は、一度受診をお勧めします。

子宮筋腫の原因(女性ホルモンとの関係)

子宮筋腫は「エストロゲン」という女性ホルモンの影響を受けて増大します。従って、女性ホルモンが盛んに分泌されている成熟女性では、一度子宮筋腫になると、閉経するまで増大します。

治療が必要となるケース

子宮筋腫による症状があり、それによる健康障害や日常生活への支障がある場合は、治療の適応となります。

症状がない場合について

子宮筋腫をもっていても、多くの方は症状がほとんどありません(検査で指摘されても症状がなければ問題ないのです)。

子宮筋腫の種類

子宮筋腫は、出来る場所によって「筋層内筋腫」「漿膜下筋腫」「粘膜下筋腫」に分類されます。

筋層内筋腫

子宮は平滑筋という筋肉で構成されていますから、「筋層内筋腫」ができる頻度がもっとも高くなります。文字通り子宮の筋肉の中で発育していき、大きくなり、子宮内膜が拡張する程度になると月経量が増加する「過多月経」、またそれによる失血からの貧血などの症状を引き起こすようになります。

漿膜下筋腫

「漿膜下筋腫」は子宮の表面を覆っている漿膜という組織直下に出来ます。子宮の外側にむかって発育するため、かなりの大きさになるまで症状が出にくいのが特徴です。お腹の上(頭側)に向かって発育すると、相当大きくなってから「腹部腫瘤感」で自覚されることがあります。子宮のすぐ前に膀胱があり、ここを圧迫するようになると膀胱を刺激するようになるため、頻尿症状がでることがあります。後方に発育すると、直腸を圧迫するようになり、この場合、便秘症状になることがあります。

粘膜下筋腫

頻度としては一番少ないのが「粘膜下筋腫」ということになりますが、「筋層内筋腫」が内膜方向に成長して「粘膜下筋腫」と呼ばれるようになることもあります。「粘膜下筋腫」は、月経になる部位=子宮内膜にできる筋腫で、小さくても過多月経症状が強くでて、健康診断の貧血指摘を受け、婦人科受診される、というケースも多くあります。

妊娠への影響

妊娠への影響は、子宮内膜を圧迫するようなものがあれば、当然妊娠へ影響することになります。海外論文では、4cm以上の筋腫について、大きさ、症状の有無、発生部位にかかわらず、摘出した方が不妊治療中の妊娠率向上につながったというデータが示されていますが、日本での調査では子宮筋腫の核出と不妊治療における妊娠率との相関はなかったことになっています。しかし、妊娠中に子宮筋腫の存在によっておこる産科的合併症(胎位異常、胎盤位置異常、流産早産、分娩後出血の増加など)の出現があるため、妊娠前に子宮筋腫が判明した場合は、筋腫を取り除いた方がよいということにもなっています。

子宮腺筋症について

子宮腺筋症も子宮の良性腫瘍であり、子宮筋腫同様、「エストロゲン」の影響を受けて、増大します。

以前は「内性子宮内膜症」と呼ばれており、「子宮筋層に子宮内膜症病変ができたもの」という分類をされていましたが、いまは子宮内膜症とは別疾患としています。しかし、概念的には変わっていませんので、私が外来で患者さんに説明をするときには「子宮内膜症が子宮の筋肉のなかにできたもの」と表現しています。

子宮腺筋症の症状と特徴

子宮内膜症という疾患そのものが、炎症性疾患と考えられていますので、漫然と子宮内で炎症が存在しているような状況になっています。この炎症は、月経のときに悪化すると考えられており、結果として月経時に激しく痛むことを特徴とします。

病変が小さいと自覚症状はほとんどないことが多いのですが、増大することにより月経時の痛みとして症状が出てくることが多いです。

また、子宮筋腫と同様、子宮筋層が引き延ばされることによって、子宮内膜の面積が拡大すること、子宮腺筋症病変部分は正常子宮筋層のように子宮収縮がおこりにくいことから、月経時の出血が増大、結果として貧血という症状になることがあります。

子宮腺筋症の治療について

子宮腺筋症病変は、正常筋層から剥がしにくいため、よほど限局している病変以外は病巣摘出が困難です。根本的な治療を求める場合は子宮摘出が良いと考えています。

子宮筋腫の治療方法

子宮筋腫と悪性疾患の鑑別

子宮筋腫は良性疾患であり、悪性化する可能性はありませんが、術前診断で悪性腫瘍と鑑別していく必要があります。

子宮体がんは、術前に子宮内膜細胞を採取することで鑑別ができます。

子宮肉腫との鑑別は難しいとされていますが、子宮筋腫に比べて非常に発育が速いこと、LDH(乳酸脱水素酵素)という血液中に含まれる物質が上昇すること、MRI検査の画像で特徴的な所見があることなどで、ある程度の判別ができます。

診断方法

もう一つ鑑別が必要なのは子宮腺筋症ですが、こちらは超音波検査、MRI検査で鑑別可能です。
これらの検査で「子宮筋腫」と診断された場合、つぎに治療方針を考えていくことになります。

子宮の腫瘍には、子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮がん(頸部がん、体がん)、子宮肉腫があります。
がんと肉腫は悪性腫瘍に分類されますので、ここではそれ以外の疾患について解説いたします。

子宮の腫瘍には、子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮がん(頸部がん、体がん)、子宮肉腫があります。
がんと肉腫は悪性腫瘍に分類されますので、ここではそれ以外の疾患について解説いたします。

ピルについて(避妊)

ピルを使うとその後妊娠しにくくなるという都市伝説のような迷信のようなものがあるようですが、全くのデタラメです。そんなことは決してありません。
むしろ、卵巣にも子宮内膜にも保護的に作用します。すぐに妊娠の必要はないという方は積極的に使用していただきたいと思います。ピルの内服は、女性が社会生活をするうえで、かなり有利に働くと考えています。

ピルのメリット

ピル服用中はほぼ100%妊娠することはないという意味ではありませんので不用意な妊娠を回避できます。
また、月経が来る時期をコントロールできるため、予定をたてやすくなります。

生理がないと無駄な排卵をしなくなるので、年齢を重ねたのち妊娠を希望した場合にも、卵巣機能廃絶という観点からは若干有利になります。
※ここは、すこし誤解をまねいてしまうかもしれません。ピルを長期間飲んでいれば、高齢になっても妊娠が可能になる、という意味ではありません。
卵巣がんについては、ピルの使用をしていた方で、発症リスクが低下するというデータがあります。
子宮体がんも同様に、発症リスクが低下する、というデータがあります。

ピルとは

ピルとは

もっと詳しくお読みになりたい方は院長ブログで更新しておりますので、お読みください。院長ブログ

ピルの服用方法

一般的なピルの飲み方は、ある一定期間服用することで子宮内膜を排卵後に近い状態にし、服薬をやめる、もしくは偽薬を服用することで体内のエストロゲン・プロゲステロンの濃度を低下させ、消退出血を起こさせます。

もっと詳しくお読みになりたい方は院長ブログで更新しておりますので、お読みください。

詳しくはこちら

ピルのデメリット

ピルによる副作用として、最も怖いものに血栓塞栓症があります。血管内で血液が固まり、それが重要臓器で起これば、重篤な状態になる、というものです。
エストロゲンの副作用として、血液を固まらせる性質を促進してしまうということがあるのです。ふくらはぎがつる、痛い、触っただけでも痛い、といった症状がある場合には、これを疑います。

もっと詳しくお読みになりたい方は院長ブログで更新しておりますので、お読みください。

詳しくはこちら

費用について(税込)

  • 中用量ピル 2,343円
  • 低用量ピル 2,750円
  • 初診時診察料 1,320円

診療所コード:f03f

ミレーナ

ミレーナは、黄体ホルモンが付加された避妊リングであり、新しいタイプの子宮内避妊システムです。

費用について(税込)

  • ミレーナ 40,000円

緊急避妊したい(モーニングアフターピル)

緊急避妊したい(モーニングアフターピル)

万が一、避妊に失敗した場合、性交渉から72時間以内であれば、緊急避妊薬を服用することで、妊娠を回避できることがあります。ご相談下さい。 詳しくはこちら

費用について(税込)

  • アフターピル 8,800円

よくある質問

Q. ピルは初めてでも相談できますか?

A. はい、可能です。当院では初めての方にもわかりやすく、服用方法や効果、副作用について丁寧にご説明します。不安がない状態で使用を開始できるようサポートしています。

Q. 他院で処方されていたピルを引き続き処方してもらえますか?

A. はい、可能です。お引越しやご都合により医療機関を変更される場合も、紹介状なしでご相談いただけます。現在の服用状況を確認し、適切に継続処方いたします。

Q. ピルにはどのようなメリットがありますか?

A. 避妊効果に加え、月経周期のコントロールや月経痛の軽減などが期待されます。また、卵巣がんや子宮体がんのリスク低下が示唆されているという報告もあります。

Q. ピルの副作用にはどのようなものがありますか?

A. 吐き気や頭痛などの軽い副作用のほか、まれに血栓症(血液が固まりやすくなる状態)が起こることがあります。異変を感じた場合は速やかに医療機関へご相談ください。

Q. ピルを服用中に検査は必要ですか?

A. はい、安全に服用を続けていただくため、当院では定期的に肝機能や血液の状態を確認する検査を行っています。

Q. 血栓症リスクの少ないピルはありますか?

A. エストロゲンを含まない「黄体ホルモン単剤ピル(POP)」という選択肢があります。従来の低用量ピルに比べて血栓症リスクがないとされており、新しい避妊方法として注目されています。当院でも取り扱っておりますのでご相談ください。

Q. ミレーナとは何ですか?

A. ミレーナは子宮内に装着する避妊器具で、黄体ホルモンを持続的に放出することで避妊効果を発揮します。長期間の避妊を希望される方に適した選択肢です。

Q. ミレーナはどのくらい効果が続きますか?

A. 一度装着すると数年間にわたり避妊効果が持続します。定期的なチェックを行いながら使用していきます。

Q. 緊急避妊(アフターピル)はいつまで有効ですか?

  1. 性交渉から72時間以内に服用することで、妊娠を回避できる可能性があります。時間が経つほど効果は低下するため、できるだけ早めの受診をおすすめします。

Q. アフターピルはすぐに処方してもらえますか?

A. 状況を確認したうえで処方が可能です。緊急性が高いため、できるだけ早めにご相談ください。
併せてお読みください
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