当院の施設基準・加算について

医療情報取得加算

オンライン資格確認を行う体制を有しております。 患者さんの同意のもと、受診歴、薬剤情報、特定健診情報その他必要な診療情報を取得・活用して診療を行います。 医療情報・システム基盤整備体制充実加算の新たな名称で、初診時(3点または1点)、再診時(2点または1点)が算定されます

医療DX推進体制整備加算

当院は、質の高い診療を実施するための十分な情報を取得・活用して診療するため、次のような取り組みを行っております。

  • 医師等が診療を実施する診察室等において、オンライン資格確認等システムにより取得した診療情報等を活用して診療を実施している保険医療機関である。
  • マイナ保険証を促進する等、医療DXを通じて質の高い医療を提供できるよう取り組んでいる保険医療機関である。
  • 電子処方箋の発行及び電子カルテ情報共有サービスなどの医療DXにかかる取組を実施していきます

基本診療料(時間外対応加算3)

当院では保険診療の再診患者さんに限り「時間外対応加算3」を算定させていただいております。この加算の算定により、診療日における当院の診療時間外において、当院通院中の患者さんからのお電話による問い合わせに可能な限り対応させていただきます。

※初診患者さんは対象外

診断目的の入院について

当院では、婦人科領域における診断目的での入院(診入院)の届け出を行っており、必要に応じて短期間の入院による精査・経過観察を実施しています。

たとえば、以下のようなケースで入院をご案内することがあります。

  • 不正性器出血の原因精査
  • 卵巣腫瘤の良悪性判定を含む経過観察
  • 原因不明の骨盤痛・下腹部痛の評価
  • 更年期症状・月経異常に関するホルモン検査や画像検査を集中して行う場合
  • 子宮内膜症の疑いがある症例の診断目的入院 など

診入院は、入院を前提とした治療ではなく、あくまで診断を目的とした短期間の入院です。診断後は、通院による治療や必要に応じた専門施設へのご紹介を行います。

婦人科特定疾患治療管理料(婦特管)について

当院では、以下のような婦人科疾患に対して、継続的な治療と管理が必要な方を対象に、「婦人科特定疾患治療管理料(婦特管)」を算定しています。
これは、慢性的なホルモンバランスの異常や月経に関するお悩み、更年期にともなう不調などに対して、医師が診療計画を立て、定期的に経過を確認しながら治療を行うことを目的とした管理料です。

◆対象となる主な疾患

  • 月経困難症(強い生理痛)
  • 月経不順(無月経、過多月経、頻発・稀発月経など)
  • 更年期障害
  • 排卵障害
  • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
  • 子宮内膜症 など

これらの症状は一時的なものではなく、継続的な治療やホルモン療法、生活指導などが必要なケースに該当します。

HPV検査

当院は、「ヒトパピローマウイルス核酸検出(HPV検査)」に係る届出を行っている保険医療機関です。子宮頸がん検診等で異常が見つかった場合、医師の判断によりHPV検査を保険適用で実施することが可能です。

外来在宅ベースアップ評価料Ⅰ

当院は、「外来在宅ベースアップ評価料Ⅰ(外在ベⅠ)」の届出医療機関です。これは、外来・在宅医療を支える医療スタッフの処遇改善を目的とした制度で、医療サービスの質の維持・向上につなげるため、診療報酬上の加算が適用されています。患者様のご負担に関わることではありますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

酸素加算・酸素投与に関する診療報酬

当院では、医師の判断に基づき、必要な方に対して酸素吸入を行っています。酸素投与が行われた場合は、診療報酬上の加算(酸素吸入料・酸素供給加算)が適用されます。これは、使用した酸素量や処置内容に応じて定められているもので、保険診療に基づいて算定されます。あらかじめご了承いただけますようお願い申し上げます。

一般名処方加算に係る掲示について

当院では、後発医薬品の使用促進を図るとともに、医薬品の安定供給に向けた取り組みなどを実施しています。

現在、一部の医薬品について十分な供給が難しい状況が続いています。

当院では、後発医薬品のある医薬品について、特定の医薬品名を指定するのではなく、薬剤の成分をもとにした一般名処方 一般的な名称により処方箋を発行することを行う場合があります。一般名処方によって特定の医薬品の供給が不足した場合であっても、患者さんに必要な医薬品が提供しやすくなります。

一般名処方について、ご不明な点などがありましたら当院職員までご相談ください。

ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

※一般名処方とはお薬の「商品名」ではなく、「有効成分」を処方せんに記載することです。そうすることで供給不足のお薬であっても有効成分が同じ複数のお薬が選択でき、患者様に必要なお
薬が提供しやすくなります。

「外来後発医薬品使用体制加算」について

当院では先発医薬品より安価で同等な後発(ジェネリック)医薬品を推進しており、後発医薬品使用体制加算に係る届出を行っております。
後発医薬品とは、先発医薬品と同じ成分を含むものであり、同じ効果が期待できます。患者様への医療費負担の軽減しながらの治療が期待できます。また医薬品供給不足が発生した場合には、患者様に必要な医薬品を供給するために、以下のような対応を行います。

〇代替品の提供:供給不足のある医薬品に代わる、同等または類似の効果が期待できる別の医薬品を提供します。
〇用量、投与日数の変更:医薬品の用量を調整することで、現在の処方量での治療を継続することが可能な場合があります。医師が患者様に適切な用量を決定し、医薬品を調整します。

以上のことを踏まえ当院では薬剤の一般名を記載する院外処方箋を発行することがあります

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